マンションを引っ越すことになったから引っ越し見積もりをとってみたけどかなり予算をオーバーしてしまった。
引っ越し料金って交渉すれば安くなるのかな?
引っ越し見積もりの料金は交渉次第で半額近くまで安くなることもあるよ!
おしゃべりのプロみたいに言葉巧みに値切るような必要もないし、誰にでも簡単に真似できる方法があるんだ!
この記事ではこんなことがわかるよ!
①引っ越し料金を値切ることができるのか
②引っ越し料金の値切りのコツ
③引っ越し料金を値切る際の注意点
そもそも引っ越しの見積もり料金を値切ることはできるのか?
引っ越しの見積もりは同じ荷物を同じ距離だけ運んでもらうとしても、見積もりをする業者によって必要なトラックの台数や作業員の人数が違ったりするので料金も全然違います。
そんな見積もり金額を「高すぎる」と感じながらも「わざわざ見積もりに家まで来てもらったし値切ったり断ったりするのは悪いかな」と無理矢理自分を納得させようとしている人もいるかもしれません。
引っ越し経験のあまりない人にとって引っ越し見積もりの値切り交渉はハードルが高く感じるかもしれませんが、周りの人は割と普通に値切ってますし、引っ越し業者側もある程度の値切り交渉がくることは想定の範囲内だということは知っておいて損はありません。
お金を多く支払ってでも引っ越し業者に儲けてもらおうと考えているなら何も言いませんが、少しでも引っ越し費用を抑えて家具家電や他のことにお金を使いたいと考えているのであれば引っ越し料金を値切る簡単なテクニックを覚えておくといいです。
時期や条件によっては最初にとった見積もり金額の半額程度まで節約することができますよ。
引っ越し料金を値切るための事前準備
引っ越し料金を値切りやすくするためには事前準備が必要です。
1社のみ見積もりをとって
料金が高すぎるからもっと下げてよ。
と言ったところで効果は薄く、あまり期待できません。
引っ越し料金を値切るなら事前準備として次の5つが必要になります。
- 他社の引っ越し見積もりを用意する
- 見積もり段階で相見積もりであることを伝える
- 訪問見積もりで即決しない
- こちらの予算を伝えない
- 見積もりは早めに依頼する
他社の引っ越し見積もりを用意する
引っ越し見積もりを見て「高い」と感じ、いざ値引き交渉をしようとしても「高いと感じる」というだけでは交渉する際の根拠が薄く、説得力に欠けてしまうので大幅な値引きは期待できません。
そこで、説得力と根拠を示すために使えるのが料金を安く見積もってくれた他社の引っ越し見積もりです。
- 他社の見積もり料金は安いのになぜこんなに価格差があるのか
- もう少し下げることはできないのか
を見積書という根拠をもとに伝えることで初めて大幅な値下げにつながります。
見積もり段階で相見積もりであることを伝える
他社と競合していないと引っ越し業者が思っている場合には間違いなく高い見積もりが届きます。
反対に、初めから他社と競合していることをわかっている場合には比較的良心的な見積もりが届きます。
見積もりに来てもらう段階で他社との相見積もりになることを伝えておくことで、他社と料金を比較されることを引っ越し業者自身もわかるので、見積もり後の値引き交渉もスムーズになります。
訪問見積もりで即決しない
訪問見積もりや初めの見積もりで即決してはいけません。
今すぐ契約を決めてもらえるなら料金を〇〇円に値下げします!
こんな営業トークがあった場合であっても即決せずに「他社の見積もりが出てから比較して決めさせてもらいます」と返事しておきましょう。
返事を急かそうとする引っ越し業者には、複数の会社との相見積もりで値引き合戦になる前に有利な金額で契約を決めてしまいたいという気持ちあるため、条件的にはまだ交渉の余地が残っているはずです。
他社の見積もり金額としっかり比較して判断することが大切です。
こちらの予算を伝えない
訪問見積もりの段階ではこちらの想定している予算を伝えてはいけません。
大まかであってもこちらの予算を伝えてしまうと、その予算をもとに見積もりが出来上がってくるため予算の少し下あたりの金額の見積もりばかりになってしまい比較できくなってしまいます。
より料金の安い引っ越し業者、より良い契約条件を提示してくれる引っ越し業者を探すためにこちらの想定している予算は伏せておきましょう。
見積もりは早めに依頼する
全ての引っ越し業者から見積もりをもらえるまで時間がかかりますし、条件交渉をするのにも時間がかかります。
早めに見積もりをとっておけば料金が安くなる日や時間帯を選ぶこともできますので、さらなる節約が期待できます。
引っ越しまでの日程が短すぎると希望日に荷物を運んでらえなかったり、高い料金であっても納得せざるを得ない状況になってしまう可能性もあるので、賃貸マンションの入居審査で承認をもらえたらできるだけ早めに見積もり依頼をしておきましょう。
値切り交渉で必要になるたった2つの言葉だけ
引っ越し料金を値切るためには特別な口の上手さが必要になると思われるかもしれませんが、全然そんなことはありません。
むしろ簡単な言葉を2つだけ覚えておくだけなのでハードルはかなり低いです。
〇〇でしたがそちらではどうでしょうか?
他社の引っ越し見積もりを準備し、見積もり料金の高いA社へ料金の安いB社の見積もり金額を伝えます。
「B社の見積もりでは〇〇万円とのことでしたが、そちらはこれ以上の値引きは難しいですか?」
たったこれだけで比較対象としたB社の見積もり金額を下回ってくれる可能性があります。
その後は値下げをしてくれたA社とC社、D社と順番に比較していくだけです。
そちらに決めたいのですが〇〇では無理でしょうか?
引っ越し見積もりの値切り交渉をしていると、ある一定の料金から値引きを断られてしまうことが出てきます。
そうなった場合には1社に狙いを定めて「そちらに決めたいのですが〇〇円は難しいでしょうか?」と最後の一押しをしてみましょう。
最後の一押しが料金の値下げなのか、オプションサービス等の追加なのかは交渉次第になります。
引っ越し料金を値切る際の注意点
引っ越し料金は値切ればいいというものではありません。
料金に納得できれば引っ越し作業をお願いするわけですから、あまり悪い印象をもたれすぎないように注意しないといけません。
引っ越し料金を値切る際の注意点についても覚えておきましょう。
- 値切りがしつこ過ぎると嫌われる
- シーズンを考えて交渉する
値切りがしつこ過ぎると嫌われる
値切り交渉をして返事をもらった時には、たとえ希望する金額まで下げてもらえてなかったとしても「なぜもっと料金が下がらないのか!」「もっと下がるはずだ!」とその場でさらに追加で値切るようなことをすると印象が悪くなります。
せっかく考えて値下げした金額を提示してくれたわけですから「わかりました、〇〇円ですね。また検討して連絡します。」と一旦は引いておいて、少し時間を空けてから「そちらに決めたいんですがもう少し・・・」と追加交渉する方が成功する確率は高いです。
同じ引っ越し業者に3度も4度も「もっと下がらないのか」と値下げ交渉を続けるのも良くないので注意しましょう。
シーズンを考えて交渉する
引っ越し料金は値切りやすい時期と全く値切れない時期があります。
引っ越しのオフシーズンである期間は比較的料金が値切りやすくなっていますが、引っ越しシーズンの期間は全く料金を値切れません。
引っ越しシーズンは値引きをしなくても予約が次々に入るので値切り交渉の効果は限りなく薄いです。
>> 引っ越しが有利になる!賃貸アパートを安く借りられる時期
訪問見積もりをスムーズに済ませるために
引っ越し料金を正確に見積もってもらうためには事前準備が必要です。
スムーズに見積もりをしてもらうためにもしっかり準備しておきましょう。
- 引っ越し先の写真を撮っておく
- 運んでもらう荷物を選別しておく
引っ越し先の写真を撮っておく
引っ越し先の室内やエントランス、エレベーターや前面道路等の写真を事前に撮っておくと訪問見積もりの際に写真を見ながら説明ができるので非常に便利です。
特に狭い通路を通る場合や荷下ろしのための駐車スペースがなさそうな場合にはしっかり写真を撮っておきましょう。
- マンション前まで大きなトラックで行けるのか
- 小型のトラック2台で行かないといけないのか
- 少し離れたところにトラックを停めて荷物を運ばないといけないのか
- 荷物を運ぶのに十分な大きさのエレベーターがあるのか
引っ越し先のこういった状況で必要になるトラック台数や作業員の数、作業時間が変わってくるので、引っ越し先の知っている情報は正確に提供しておくことが大切です。
運んでもらう荷物を選別しておく
引っ越しの訪問見積もりまでの間に
- どの荷物を運んでもらうのか
- どの荷物を処分するのか
ということをしっかり考えておきましょう。
荷造りまで全て任せる場合と冷蔵庫や洗濯機などの大型家電のみを運んでもらう場合では料金も全然違います。
訪問見積もりに来てもらってから決めるのではなく事前にある程度決めておいて、迷っている荷物だけどうすればいいのか見積もり時に相談して決めるという風にしておけばスムーズに済ませられます。
とりあえず全部運んでもらう見積もりをしてもらって、あとから運んでもらう荷物を減らす人もいますが、正直2度手間になってしまいますので時間的なことも考えるとあまりオススメできません。
複数の会社から見積もりをとる一番簡単な方法
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一社一社個別に電話をかけるのは非常に手間がかかり効率的ではありません。
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まとめ
高すぎる引っ越し見積もりの簡単な値切り方は競合他社との相見積もりを準備することです。
訪問見積もりの段階で他社との相見積もりになることを伝えておけば1回目の見積もりから競合他社を意識した見積もりを出してくれます。
しかし、いくら競合他社を意識しているとしても1回目の見積もりでは絶対に即決してはいけません。
見積もりを依頼した全ての会社から見積もりをもらって比較し、しっかり値引き交渉をしたうえで引っ越し業者を決めましょう。
遠方への大掛かりな引っ越しであれば大手の引っ越し業者に任せる方が安心できますが、そこまで遠方でもないのであれば地元密着型の中堅引っ越し業者の方が料金を抑えられることはよくあります。
今まで聞いたことのなかった会社であってもすごくいい仕事をしてくれるところはたくさんありますので、大手の業者にこだわらず色々なところの見積もりをとってみましょう。
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