引っ越しをしたいと思ってもどれぐらい前から部屋探しを始めればいいのでしょうか。
時期が早すぎてもいけないし遅すぎてもいけないので、不動産屋へ行くタイミング選びは非常に重要です。
そこでこの記事では部屋探しを始める最適なタイミングについてまとめていきたいと思います。
- 何ヶ月ぐらい前から部屋探しを始めていいかわからない
- 部屋探しが早すぎるとどうなるの?
- 部屋探しが遅すぎるとどうなるの?
- 部屋探しを始めるベストなタイミングを知りたい
上記のような悩みが1つでも当てはまる方にとって役立つ内容となっているのでぜひ最後まで読んでみてください。
本記事を読むメリット
- 部屋探しを始めるタイミングがわかる
- 部屋探しが遅すぎても早すぎてもダメな理由がわかる
気が早い人は丸一年先の部屋探しに来たりもしますが、一年あれば空室の状況や家賃の金額もかなり変わってしまいますのであまり参考になりません。
最適なタイミングを知るには部屋探しのためにどれだけの時間を当てられるのかを考えておくことが大切です。
そもそも引っ越しまでにはどんなことをしないといけないのか
引っ越しまでには大きく分けて次の4つのことをしなくてはいけません。
- 希望エリアの家賃相場を知る
- 不動産屋で希望に近い物件を絞り込む
- 借りる部屋の契約手続きをする
- 引っ越し業者を手配する
1、希望エリアの家賃相場を知る
まずは希望するエリア内での家賃相場を知る必要があります。
主にインターネットや情報誌を使って希望するエリア内で希望する間取りや築年数の部屋がいくらぐらいで募集されているのかを調べます。
事前に想定していた家賃よりも安い金額で魅力的な物件が多く見つかることもありますし、反対に想定していた家賃では希望沿線では物件が見つからないなんてこともあります。
賃貸物件情報は毎日更新があるので、空いている時間で色々なサイトをチェックして大まかな家賃相場を把握しておくことが大切です。
不動産会社にとって利益の大きい物件ばかり紹介されるなんてこともありますので、事前に情報を仕入れておくことで自衛につながります。
ほぼ全ての賃貸物件情報がインターネット上にあると思っていいです。
2、不動産屋で希望に近い物件を絞り込む
希望エリア内の大まかな家賃相場が把握できれば、次は希望に近い物件を探すために不動産屋へ行きます。
部屋探しでは即決はぜずに少し時間をかけてより希望に近い物件を絞り込むことが大事です。
実際に不動産屋に行って希望条件を伝え、気になる物件があればインターネット等で家賃相場を調べていて気になった物件と合わせて内見をしましょう。
物件内見後に、実際に部屋を見たからこそ出てくる希望や追加条件があるはずなので、それらを踏まえた上で物件を不動産屋に再度探してもらい、改めて内見してどの物件に住みたいのかを考えいきます。
引っ越しまで時期が迫っていると、
- 相場より安すぎる
- 条件が良すぎる
という物件を1つでも見てしまうと飛びついてしまいがちですが、あとで物件選びについて後悔しないためにも少し余裕を持ったスケジュールを組んでおきましょう。
3、借りる部屋の契約手続きをする
部屋を借りるには
- 入居審査
- 重要事項説明
- 賃貸借契約書に署名捺印
- 初期費用の支払い
を済ませないといけません。
入居審査には7〜10日ほどかかりますので、引っ越しまでの日数があまりない場合には契約手続きをかなりタイトなスケジュールでこなさなければならなくなります。
一度契約を締結してしまうと後から訂正するのは難しく、契約書類に署名捺印を済ませてしまえば
- こんなことは聞いていない!
- こんな契約だとは思っていなかった!
といった主張は通りづらくなります。
よく内容を理解していない状態で書類にサインするのは絶対にやめましょう。
4、引っ越し業者を手配する
引っ越しにかかる費用はシーズンや曜日によってかなりの開きがありますし、2〜3月の引っ越しシーズン中では希望日程で予約が取れないなんてこともよくあります。
できるだけ引っ越し料金を安くするためにはトラックの空きが多い日が狙い目ですが、土曜と日曜は引っ越し業者も混み合うのでうまく仕事の休日と合わせるのも難しいかもしれません。
選べる日程が少ないと料金が高くても契約せざるを得ない状況になってしまうので、できるだけスケジュールに余裕を持たせ早めに見積もりをとって有利に引っ越し業者と契約ができるように行動しましょう。
部屋探しにどれぐらいの時間を使えるのかによって最適なタイミングは変わる
引っ越しの準備には時間がかかるということをわかっていただけたと思いますので、これを踏まえて考えると、
- 部屋探しに使える時間が多く、週に1回は不動産屋へ行けるようなら引っ越し希望日の2ヶ月前
- 部屋探しに使える時間が少なく、週に1回も不動産屋へ行けないようなら引っ越し希望日の3ヶ月前
を目安に部屋探しを始めるのがベストです。
一般的に不動産屋へは
- 物件の選定と内見のために3〜4回
- 契約手続きのために1回
- 鍵の受け取りに1回
の合計で5〜6回は行くことになります。
鍵を受け取ってからも
- 入居前の点検
- 気になるところの掃除
- バルサン
などの作業をしてからの引っ越しと考えると、毎週1日を部屋探しに当てたとしても最初に不動産屋へ行ってから実際に引っ越しができるまで少なくとも1ヶ月半ほどかかってしまいます。
あなた自身がどれだけの時間を部屋探しに当てられるのかを考えて準備を進めましょう。
部屋探しのタイミングが早すぎる・遅すぎる場合のデメリット
部屋探しを始めるタイミングは難しいもので、早すぎても遅すぎても良くありません。
それぞれのデメリットについて見ていきましょう。
部屋探しのタイミングが早すぎる場合のデメリット
部屋探しが早すぎると次の3つが問題が出てきます。
- 使える情報が少ない
- 気に入った部屋があってもどうすることもできない
- いざというときのハードルが上がる
1、使える情報が少ない
人気物件ほど空室情報が激しく入れ替わります。
3ヶ月以上前に仕入れた物件情報はあまり役に立たず、結局は情報を仕入れ直さないといけなくなります。
2、気に入った部屋があってもどうすることもできない
気に入った部屋に出会ってしまった時に引っ越し時期を早められるのであればいいですが、それができないのであれば所詮絵に描いた餅です。
しかもそんな時に限っていい部屋に出会えたりするものなので困りものですね・・・。
3、いざというときのハードルが上がる
まだ部屋を決められない時に見た部屋というのは時間とともに美化されて記憶に残ります。
いざ本腰を入れて探し始めた時に「あの時に見た〇〇の物件の方が良かった」と物件選定のハードルが無駄に上がってしまいます。
部屋探しのタイミングが遅すぎる場合のデメリット
部屋探しが遅すぎると次の3つの問題が出てきます。
- 残り物の中から選ばざるを得ない
- 希望条件を妥協しないといけない
- 「借りないといけない」という状況では足元を見られる
1、残り物の中から選ばざるを得ない
部屋探しが遅すぎると先行して部屋探しをしていた人達に選ばれなかった残り物物件から部屋を選ばなくてはいけなくなります。
もし「改装中」や「空き予定」の物件を待つ時間もないとなれば余計に選択肢は減ってしまいますし、特に2〜3月の引っ越しシーズンでは即入居ができる部屋は日に日になくなっていきますので要注意です。
2、希望条件を妥協しないといけない
残っている物件から選ぶとなると「駅近」や「日当たり」なんて条件は言ってられなくなります。
入居時期を優先すると「どの程度の条件を妥協できるか」という探し方になってしまいます。
3、「借りないといけない」という状況では足元を見られる
余裕がない人ほど交渉は不利です。
家賃や敷金・礼金の値引き交渉、フリーレントの交渉においても「交渉に乗らなくても借りてくれるよね」と思われてしまうと条件交渉の成功率は下がってしまいます。
しかも時間がない状況での即決はトラブルの元になりやすいので注意も必要です。
まとめ:自分に最適な部屋探しのタイミングを見極めよう
引っ越しをするには
- 希望エリアの家賃相場を知る
- 不動産屋で希望に近い物件を絞り込む
- 借りる部屋の契約手続きをする
- 引っ越し業者を手配する
といった作業が必要になるので時間がかかります。
さらに引っ越しは『比較する』ということが大切で、引っ越しまでの日程に余裕がなければ料金や条件に納得できていなくても妥協して契約しないといけないような状況になりかねません。
そんな事態を避けるためにも余裕のあるスケジュールを立てる必要があります。
- 部屋探しに使える時間が多く、週に1回は不動産屋へ行けるようなら引っ越し希望日の2ヶ月前
- 部屋探しに使える時間が少なく、週に1回も不動産屋へ行けないようなら引っ越し希望日の3ヶ月前
自分自身がどれぐらいの時間を部屋探しに使えるのかをしっかり考えたうえで最適なタイミングを見極めましょう。
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