賃貸の一戸建てって借りたことがないけど実際どうなんだろう?
アパートみたいに部屋を貸すために立てているわけじゃないから気をつけておくポイントはいくつかあるよ。
デメリットとメリットについてよく理解しておくと後々のトラブル回避にもつながるよ!
今までアパートやマンションの賃貸しか住んだことのない人にとって、一戸建てを借りて住む場合には少し勝手が違って分かりにくいことも多く出てきます。
この記事では一戸建てを借りる場合のデメリットとメリットについて書いてありますので、最後まで読んでいただければ一戸建て賃貸のイメージを掴んでもらえます。
あなたがこれから賃貸の一戸建てを探そうかと考えているなら、ぜひ後々のトラブル回避のためにも参考にしていただけると幸いです。
一戸建てを借りる時のデメリット
一戸建てを借りる場合はメリットだけでなく、デメリットも当然ありますので詳しく見ていきます。
- 大家さんが素人
- 自治会に強制加入
- 共益費が実費負担
大家さんが素人
一戸建てを賃貸するためにわざわざ新築している人はかなり少なく、賃貸募集されているほどんどの一戸建ての大家さんには
空き家にしていても固定資産税や住宅ローンがかかるから誰かに借りてもらえないかな。
というような考えがあります。
空き家になっている理由は相続・離婚・転勤等いろいろありますが、初めて家を貸すという人が多くトラブルも起こりやすいのでその点には注意が必要です。
借りようか検討している一戸建ての大家さんが
- 貸し慣れているのか
- 過去に入居者とトラブルはなかったのか
は最低限、不動産屋で確認しておくことが大事です。
ちなみに素人大家さんに起こりやすいトラブルはこの3つです。
- 対応が悪い
- 補修費用をケチる
- 退去時の原状回復
対応が悪い
素人大家さんは「借りてもらっている」意識よりも「貸してあげてる」意識の方が圧倒的に高く、緊急時の対応にはあまり期待ができません。
水漏れや設備故障が起こった時にどう対処していいのか大家さん自身もわかっておらず、「仕事中」や「手が離せない」と対応が後回しにされてしまうこともよくあります。
補修費用をケチる
そもそも少しでも経費(固定資産税や住宅ローン)を浮かせようと賃貸することを選択しているので、入居している間でもあまり費用をかけてもらえません。
例えば急いで修理をしないといけない設備の故障時であったとしても、少しでも安い業者を探そうとして対応が遅れたり、大家さん自身で不完全な修理をして済まそうとする人もいます。
退去時の原状回復
不動産を賃貸する場合、自然に劣化したり変色した箇所についての原状回復費用は借主に請求できないことになっていますが、貸し慣れていない大家さんからよく聞くのは
「綺麗な状態で貸したのだから綺麗な状態で返してもらわないと困る」
という内容の主張です。
どこまで請求していいのか大家さん自身が知らないというものありますが、退去時の原状回復費用を多めに請求されたという話はよく聞くので要注意です。
自治会に強制加入
一戸建ての場合は持ち家か賃貸かは関係なく、地元の自治会にほぼ加入することになります。
自治会に加入すると
- 会費負担(加入金、自治会費)
- 行事参加(草引き、溝そうじ、地元祭りの手伝い等)
- 班長交代制(1年毎に順番で班長を交代する)
これらの負担があるので、できれば遠慮したいと思う方も多いと思います。
しかし自治会に加入しなければ地元のゴミ集積場を利用させてもらえないなんてことを言い出す自治会もありますので実質ほぼ強制加入となっています。
共益費が実費負担
アパートやマンションを借りた場合には共益費というものを大家さんに支払っていました。
共益費は廊下や階段の照明・浄化槽の清掃点検費用等に使われるものですが、一戸建ての場合には決まった金額の共益費はなく、実費でかかる分だけ負担すると言うことになります。
募集情報を見ていて共益費の記載がないからといって0円なのではなく、浄化槽等の清掃点検や外部照明等にかかる費用が実費負担になるということを覚えておきましょう。
一戸建てを借りる時のメリット
一戸建てを借りる場合のメリットについて、アパートを借りる場合と比べてどのようなものがあるのかを見ていきます。
- 騒音トラブルが少ない
- アパートにはない広さ
- 敷地が利用できる
騒音トラブルが少ない
一戸建ては圧倒的に騒音トラブルが少ないです。
それはアパートと違って隣の部屋と壁同士がくっついておらず、隣の家に騒音が伝わりづらいからです。
アパートと比べてペット飼育の許可が出やすいのもこれが理由ですね。
お子様が小さかったり、ご兄弟が多かったりすると左右上下の騒音に関しては気になるところですので、一戸建ての賃貸物件は非常にありがたいものです。
アパートにはない広さ
ファミリー向けアパートの広さは大体40〜60㎡ほどですが、一戸建ての広さは90〜120㎡ほどのものが多く、使える面積に約2倍ほどの違いがあります。
アパートでは少し手狭になってきたと感じて一戸建ての賃貸物件を視野に入れる方も多いかもしれません。
実際に4LDK以上の間取りで探すとなるとアパートではほとんど物件が見つからず、5LDK以上となるとほぼ一戸建て限定で探すしかなくなります。
賃貸物件に広さを求めるのであれば一戸建ては最適です。
敷地が利用できる
一戸建てを借りる場合には、建物が建っている敷地も合わせて利用することができます。
アパートでは駐車スペースを借りるのに別途お金がかかりますが、一戸建てであれば駐車スペースも無料でついてくるので金銭的にも非常にありがたいです。
大家さんに許可をもらっておけば、趣味のキャンプや釣りなどのアウトドア用品や車の交換用タイヤなどのカー用品を置いておくために庭に物置を設置したりすることもできますので荷物の多い方にはピッタリです。
まとめ
一戸建てを借りる場合のデメリット
- 大家さんが素人
- 自治会に強制加入
- 共益費が実費負担
一戸建てを借りる場合の3つのメリット
- 騒音トラブルが少ない
- アパートにはない広さ
- 敷地が利用できる
一戸建てを借りる場合のデメリットとメリットについて見ていただきましたが一戸建て賃貸のイメージを掴んでもらえたでしょうか?
後々のトラブル回避するためにも、デメリット部分を許容できるのかをしっかり検討してから物件探しをスタートするようにしましょう。
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