賃貸マンションを借りる場合、基本的にはカギを受け取った日から家賃がかかります。
部屋のカギを受け取ったのだから家賃がかかってしまうのは当然と言えば当然ですが、例えば『住んでもいない期間』に家賃がかかってしまっていると考えると非常にもったいないと思いませんか?
実際に引っ越しをするとなると荷物を入れる前に
- 防虫剤(バル◯ン等)を焚いておきたい
- 気になるところがあるから掃除をしておきたい
- 退去トラブルにならないように入居前点検をしておきたい
と考える方が多くいますので、どうしても『住んでもいない期間』ができてしまいます。
そこで本記事では部屋借りる側にとって非常に都合のいいフリーレントという特約について解説していきます。
- 少しでも無駄な出費を削りたい
- 余裕を持って引っ越し先の部屋の準備をしたい
- 引っ越し当日にバタバタしたくない
- フリーレントについて知りたい
上記のような悩みが1つでも当てはまる方にとって役立つ内容となっているので、ぜひ最後まで読んでみてください。
本記事を読むメリット
- フリーレントについて知ることができる
- 無駄な出費を省くことができる
- 綺麗になった部屋に荷物を運び込めるようになる
- 時間をかけて入居前点検ができる
引っ越しをする時、カギを受け取ってすぐに荷物を運び始めるわけではありません。
ほとんどの方が荷物を入れる前に害虫対策や掃除をしますし、退去時のトラブルを避けるためには入居前点検は欠かせません。
しかしそんな掃除や入居前点検の間も毎日家賃がかかっているとなるとどうしてもバタバタしてしまいませんか?
無駄なお金をかけず、なおかつ時間をかけて入居前の掃除や点検をするためにオススメなのはフリーレントという部屋を借りる側に非常に都合のいい特約です。
お得に契約ができるフリーレント特約とは
フリーレントとは契約の開始日と家賃の開始日が異なる特約のことで、契約の開始日から家賃の開始日までの期間の家賃を無料にしてもらえるというものです。
例えば、5月1日に契約開始の契約であれば家賃のスタートも火災保険のスタートもカギの引き渡しも5月1日になります。
フリーレントを利用する場合には契約と火災保険が4月20日にスタートし、カギの引き渡しまでも同日の4月20日にしてもらえるもにも関わらず、大家さんとの交渉で家賃のスタートだけを5月1日にすることができてしまいます。
実質家賃がかかっていない期間を作り出すことができるので部屋を借りる側にとっては非常にありがたいものです。
フリーレント交渉は入居申し込み時が鉄則
借りる側にとって大きなメリットのあるフリーレントは借りる側が自由に設定できるものではなく、部屋を貸す側である大家さんや管理会社に交渉を持ちかけて同意をもらわないといけません。
ここで問題になるのは「どのタイミングで交渉を持ちかけるのか?」という点ですが、これは入居申し込みのタイミング以外にありません。
借りるという意思表示をした後にフリーレントの交渉を持ちかけてしまうのは大家さんに後出しで追加条件を出すようなもなので嫌われがちで、部屋を借りてもらえることが決まったうえでの交渉事は大家さんも強気になってしまいなかなか承諾をもらえません。
入居申し込み時の「この条件を飲んでもらえるのであれば部屋を借りたい」という交渉法が大家さんの譲歩を最大限に引き出すことができるのです。
『早めにカギをもらえる=フリーレント』ではない
早めにカギをもらえるパターンには2通りあります。
- フリーレント
- 大家さんが契約開始前にカギを渡してくれる
これらはどちらも家賃がかかり始める前に部屋のカギを受け取ることができますが、内容は全く違います。
フリーレントが賃貸契約に基づいて家賃の発生日を遅らせているのに対して、大家さんが契約開始前にカギを早めに渡してくれるのは大家さんの善意です。
「早めにカギをもらえる=フリーレント」ではなく、このありがたい「大家さんの善意」が借りる側にとって不利に働いてしまうこともあるということも知っておきましょう。
契約開始前にカギをもらえる場合の注意点
フリーレントによらず、大家さんの善意で早めにカギを受け取れる場合に部屋を借りる側が注意しないといけないのは次の2つです。
- どこまで許されるのかを大家さんに事前に確認しておかないといけない
- 契約開始前で火災保険がかかっていない
どこまで許されるのかを大家さんに事前に確認しておかないといけない
大家さんの善意で早めに受け取れる場合であっても、大家さんがどういうつもりで早めにカギを渡してくれるのかを確認しておかないと後々トラブルに発展してしまいます。
- 部屋の掃除や防虫作業ならしても良い
- 少しずつ荷物を部屋に入れても良い
- 住んでくれても構わない
大家さんによってこういった許容範囲があるので、賃貸契約が開始する日より前にカギをもらえたからといって「部屋を自由にしても良いんだ」と勘違いして行動してしまうのは危険です。
契約開始前で火災保険がかかっていない
契約が開始するよりも前にカギを受け取る場合、その部屋に対して火災保険(住宅保険)がかかっていない(何かがあっても自己責任)ということを理解しておきましょう。
本来であれば賃貸契約が開始する日から火災保険をかけることになりますが、これは契約上部屋を借りる権利がまだ発生していないのにその部屋に対して火災保険をかける必要がないというのが理由です。
カギを早めに受け取れたからといって貴重品や電化製品を部屋に運び入れ、万が一火災保険がスタートする前に被害が出てしまうと全て自己責任となってしまいます。
これはこちら側に過失があった(例:火元になってしまった)ような場合であっても同じです。
火災保険がかかっていないリスクについてしっかりと考えておきましょう。
これに対してフリーレントの場合であればすでに賃貸契約が開始されて、火災保険もかかっている状態なのでこういった心配は不要です。
まとめ:余裕を持って引っ越しをするならフリーレント
無駄な出費を抑えたいのであればフリーレントはかなり良い仕事をしてくれます。
家賃がかかっていない期間に部屋の掃除や入居前点検を済ますこともできますし、今まで住んでいた部屋とこれから住む部屋の家賃がカブってしまうダブル家賃も避けることができます。
入居申し込み時に大家さんへ「少し早めにカギをもらいたい」と交渉するなら「フリーレントが欲しい」と交渉する方が断然良いので、仲介会社から提案がないようならこちらから切り出して有利な条件を勝ち取りましょう。
お金のかかる引っ越しというイベントで節約をするならこういったことの積み重ねが大切です。
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